2018/11/01 20:51
7か月ぶりのカンボジア。
今回は、手織りシルクの依頼ではなく、アクセサリーを中心に展開しているAFESIPフェアファッションを訪問する目的でプノンペンを訪れました。「AFF」は、人身売買、強制売春などの性的搾取の被害者を救出し、持続可能な経済的自立を支援し、正常な社会生活を送れるようにすることを目的として2003年に設立しました。
ご縁は、IKTT(クメール伝統織物研究所)の故・森本喜久男さんが、繋いでくださいました。
「AFF」には、昨年度、三度ブラウスやチュニック、ワンピースの縫製を依頼しました。その都度、縫製サンプルと仕様書と縫い代付きパターンを渡し、依頼をしましたが、残念ながら、お客様に安心して販売できるものは上がって来ませんでした。 私の伝え方も甘かったのですが、彼らにもプライドがあり、自分たちのやり方で出来ると思っていたようです。つまりコミュニケーション不足だった訳です。 けれども今回は、手織りシルクの裁断と縫合は難しいので、もっと気を配らなければならなかったのだということが良くわかったようです。 縫製仕様には一つ一つ意味があること、シルクの商品を縫うには、その仕様をまもらないといけないこと、仕事は、私に納品して支払いが完了したら終わりではないということ、などなど、一歩進んだ話しが出来ました。スタッフは、私の伝える事は、初めて聞いたことだと言っていました。オーナーもこのような学びの機会が彼女たちに必要だとおっしゃいました。 この三度の経験を積む前にこのような話し合いが出来ていたのであれば、シルクを縫う経験がより良いレッスンになっただろうと思いましたが、カンボジアで衣服を縫製することは、継続しないことにしました。
服以外で、オリジナルの草木染手織りシルクで、ネックレスとコサージュが沢山出来上がっていました。 スタッフが着けているのがその一部です^^ こちらは近々ショッピングサイトにアップしいたしますので、また改めてご紹介させていただきます! 彼女たちがもっと自信を持てるように、彼女たちの良い点を引き出してより良い物づくりができるように、この点を念頭においてアクセサリーの依頼を継続して参りたいと思います。 先日銀座の展示会で出逢ったAkiさんからネックレスのオーダーをいただいていましたので、その依頼をしたところ、大変喜ばれました。 このようなサポートは、彼女たちに大変励みになったと思います。 ちなみに、オーダーのロットは一型一色が10個~になります。 興味のある方はcontactより、お問い合わせください。
ホテルは、TeaHouse Asian Urban Hotelという中国系のプチホテルに宿泊しました。場所が、いつも行く240通りや、ピダンクメール(幼い難民を考える会のお店)の中間にあり、どちらにも歩いて行くことが出来ました。 価格がリーズナブルな上に朝食のバイキングも美味しく、あちらこちらに、座って読書をするスペースもあり、一人でも良い時間を過ごすことが出来ました。
こちらは、日本の「いすず」が無償で提供したバスです。プノンペンの青空に、バスのブルーがとても似合っていました。
トゥクトゥクの新型は、メイドinインドで、プロパンガスが燃料です。 燃費はガソリンより安いそうです。
今回は残念ながら、乗れませんでした。
プノンペンは、治安が良くなり、ガイドの仕事が激減したそうです。 いずれも頼りにしている、通訳のP氏が教えてくださいました。
カンボジア政府は不正選挙を堂々と行ないましたが、生活が貧困から豊かさへと移行する中では、庶民の関心が、政治に対する不満よりも新しい時代のパンとサーカスを楽しむことへ移行することが良くわかります。 戦後日本も似た経験を経て今に至ったことは否めないと思います。 「フェイクニュース」という言葉が、今、私達一人一人が政治経済の闇を暴き、真実を明らかにする時が来たことを示しているように感じてなりません。 以下で真実を見る為に私が出会えたブログをご紹介しています。
帰りの飛行機で、朝日が撮れました^^ 毎日、新しい日が訪れることに心から感謝致します。