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A衣類はすべて平台に平置きし、外寸を測定しております。商品やデザインによっては若干の誤差が生じますので、あらかじめご了承ください。
着用時の寸法で計測した方が良いと判断した場合は、着寸と明記の上、寸法を記載しております。
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2017/03/13 16:00

3月6日、ANAの直行便にて現地時間午後4時にプノンペン入り。

いつもお世話になっているパーラーさんにピックアップしていただき、ホテルへ。
ホテルの前で、織手が3人、織り上がったシルクを持って、出迎えてくれました。
チェックインの際、ロビーに座っている織手にも、ウェルカムドリンクとお絞りを、笑顔で出して頂けたので、とても嬉しかったです。
そして、ホテルの部屋で、織り上がったシルクを、早速見せてもらいました。
今回は、縦糸にココナッツブラウンを使い深めの色を1ルーン(100メートル)依頼していたのですが、
見たところ、それが無く、ラックは、3回染と1回染と2通り依頼していましたが、全部3回染になっていました。
1日目は、通訳を頼んでいませんでしたので、ジェスチャーでのやりとりで、お互い意味が通じず、笑ってばかりのコミュニケーション。
すぐに夕日が真っ赤に沈んできたので、微妙な色は全くわから無くなってしまいました。
翌朝、9時からホテルで打ち合わせに来ることを約束し、織手は、プノンペンで娘が額縁屋をやっているムグーンさんの家に、泊りに行きました。
それから、私は、明日の打ち合わせの準備に取り掛かりました。

3月7日、通訳は、プノンペンに住まわれているひろ子さんに紹介していただいたプロの日本語通訳の方にお願いしました。
予定時刻前に部屋に来てくださり、2日間のスケジュールと活動について、お話し出来ました。
ピセットさんは、30代の男性で、期待以上の通訳をしてくださいました。
プリンセスは、渋滞にはまり、遅れておられましたので、先に織手に色の件を通訳を通しヒアリングしました。
染料にする材料が手に入りにくくなっているようです。
やはり十分な材料がなければ、濃い色がでないのは当然です。
一部の染料調達は、IKTT(クメール伝統織物研究所)に、ご尽力いただいておりますが、材料調達に関しては、プリンセスと織手に丸投げしていることを、反省しました。

間もなく、プリンセスがいらっしゃいましたので、メールではやり取りが難しい、半年間の報告とこれからについて話し合いました。
一緒に、ショッピングサイトも見ていただきました。
プリンセスは、織手とShienTokyoの歩みが実を結ぶようにと、私たちの力の及ばないところを、管理してくださっています。
私は、昨年末プリンスを亡くされたプリンセスに、再び笑顔が戻るよう、このプロジェクトの改善点を見つけて行きたいと思いました。

ランチは、日本から飲み物やインスタント食品やパンなど沢山持ち込みましたので、それをみんなでシェアしました。
織手にも、好評でした。

午後は、シルク糸を買いにいつものシルクのお店に行きました。
今回のオーダーは、透け感のあるシルクにゴールデンシルクのボーダーを入れます。
その為の糸選びで、また新しいことを教えていただきました。
オーダーを織るため、細い糸用のおさもレンタルいただきました。
今回から、3カ月ごとにカンボジアに行くことにしましたので、6月中旬の出来上がりが楽しみです。


その後、シルクのアクセサリーを制作している工場に行きました。
新しい買付けの他に、縫製サンプルを依頼しました。
シルクは、日本では一旦水洗いしてから裁断していますが、その工程が出来ないので、せめてスチームアイロンをかけてから裁断してもらう予定です。もちろん、アイロンは日本から持って行くしかありません。
二人三脚で地道にやっていければと思いますが、どうなるかはわかりません。
でも、新しい一歩が踏み出せました。
    
3月8日、朝8時ホテル出発、手織りシルクの村に向かいました。
昨日体調を崩した織手は、せっかく車があるにも関わらず、バイクで移動しました。
織手の親戚も車に乗り込み一緒に村に行きました。
    
村では、織手達とお昼を共にし、近況報告を受けました。
マリスの娘は、中学を中退して織の仕事を勉強中です。
下の娘は、小学生ですが、英語を熱心に勉強していて、クラスで2番の成績だそうです。
英語の塾に通うのに、3ヶ月で$350かかるので出してほしいとのことでした。
プルックルンテァ村は、カンボジアでも3本の指に入るお米の産地だそうで、村での生活は、月に$50あれば生活できるそうです。
でもやはり、子供の教育にはお金がかかり、親が子供に教育を授けたいというのは、どこの国でも共通の問題です。
偶然にも、通訳のピセットさんは、メコン川を渡ってすぐに実家があり、この地域の事を良くご存じでしたので、色々教えてくださいました。プノンペンと村とは、かかるお金も、人間関係も全く違うことが、良くわかりました。
    
9年も経ちますと、子供の成長に驚かされます。
左は、スレイリャちゃん、今回は、ショールの織りを手伝ってくれました。
次回は、彼女にもオーダーを用意して行きたいと思います。

村から戻った後は、プノンペンでブランドを立ち上げられた、ひろ子さんと会い、夜遅くまで、色々なお話しをしました。
とても有意義な時間を過ごせました。

3月9日は、市場を散策、市場も久しぶりに来ると変化がわかります。
今回オーダーした、薄手シルクの加工品が多く目に留まりました。
まだまだ、気づいていないことが沢山あると思いました。
9年目は、今までの総仕上げでもあり、新たな一歩を踏み出す年でもあると思います。
シルクを通し、多くの方と出会いご協力をいただくことで、継続してこられたことに感謝すると共に、
これからも、より学び、問題に対する答えを探しながら、一歩一歩歩んで参りたいと思います。
4月には、代々木公園のアースデーに、出店が決まりました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。